猫の鳴き声の意味と種類|むぎとまるの要求パターンと鳴き声の違い
猫は言葉を話せませんが、鳴き声で様々なことを伝えます。同じ「ニャー」でも意味が違うことがあり、一緒に暮らすうちに「これはご飯の鳴き方」「これは甘えてる」と分かるようになってきます。
うちのまるとむぎは鳴き声のパターンがまったく異なります。まるは要求が明確で、むぎは甘えたいときに連続で鳴いてくるタイプです。2匹の鳴き方を通じて、猫の鳴き声の意味を紹介します。
猫が鳴く理由
猫は本来、成猫同士ではほとんど鳴きません。野生の猫が声を出すと外敵に居場所がバレてしまうため、成猫になると鳴き声でのコミュニケーションは減っていきます。
ところが人間と暮らす猫は例外です。「鳴けば人間が反応してくれる」という学習から、飼い主に対して積極的に鳴いてコミュニケーションを取るようになります。つまり猫が飼い主に鳴きかけるのは、信頼と学習の結果です。
鳴き声の種類と意味
ニャー(短く明るい)
挨拶・返事のとき。名前を呼ばれたときに「ニャ」と短く返してくることがあります。まるは呼ぶと「ニャ」と短く返してくれることがあり、会話しているような感覚になります。
ニャーニャー(連続)
何かを要求しているとき。ご飯・遊び・甘えたいときなど。むぎは甘えたいときに「ニャーニャー」と何度も連続でアピールしてきます。まるのご飯前の鳴き方もこのパターンです。
低い「ウ゛ー」「フー」
威嚇・恐怖・怒りのとき。むぎが掃除機を前にしたときの鳴き声がまさにこれです。普段とはまったく違う声で一目で「本気の警告」だと分かります。
細く長い「ニャーン」
甘えたいとき・寂しいときに出る声です。まるがむぎの病院中に出す声がこのタイプです。
チャタリング(カカカ)
窓の外の鳥や虫を見たときに出す独特の声。歯をカカカと細かく鳴らすような音です。狩猟本能が刺激されたときに出る声と言われています。
ゴロゴロ(喉を鳴らす)
リラックスしているとき・嬉しいときに出します。膝の上で撫でられているときのむぎのゴロゴロは聞いているだけで幸せになれます。ただしゴロゴロは不安なときや体の不調を紛らわせるときにも出ることがあります。
まるの鳴き声パターン
まるの鳴き声は要求が明確で、何を伝えたいかが分かりやすいです。
お風呂に入れて
お風呂のドアの前でニャーと鳴きます。ドアを開けると急がずゆっくりと入ってきます。目が合ったときに「ニャ!」と短く鳴くことも。一方で事前にドアが開いていると「入れる!」とダッシュで来て、そのままゆっくり入ってくることもあります。この違いが面白くて、「待ってた」か「たまたま開いてた」かで行動が変わるようです。
ご飯の時間
ご飯の時間が近づいてくると鳴いてアピールしてきます。まるの鳴き声は比較的大きく声が高めなので、ご飯前のアピールは部屋にいればどこにいても聞こえます。
トイレを綺麗にして
トイレが汚れていると鳴いて教えてくれることがあります。きれい好きなまるらしい行動です。
呼んだら返事をする
名前を呼ぶと「ニャ」と短く返してくれることがあります。呼びかけに答えてくれているような感覚があって、会話している気分になります。
むぎの鳴き声パターン
むぎは比較的静かですが、鳴くときは感情がはっきりしています。
甘えたいとき
「ニャーニャー」と何度も連続で鳴いてアピールします。1回で済まず、反応するまで続けてくることがあります。むぎの甘え鳴きは少し高めの声で、聞いていると思わず反応してしまいます。
ご飯のとき
ご飯の時間が近づくとアピールします。まるほどには大きくありませんが、ちゃんと主張してきます。
嫌なとき
掃除機など本当に嫌なものに対しては「フーッ」という威嚇の声を出します。この声はまったく普段と別の声で、むぎのスイッチが入ったことが一発で分かります。
猫が鳴かない理由
「うちの猫はほとんど鳴かない」という場合もあります。鳴かない理由としては以下が考えられます。
性格・個体差
猫によって鳴く頻度は大きく異なります。あまり鳴かない静かなタイプの猫もいます。
飼い主が要求に応じなかった学習
鳴いても反応がなかった経験が重なると、鳴くことをやめる猫もいます。
環境に満足している
ご飯・遊び・スキンシップが十分に与えられていると、特に要求することがなくて鳴かない猫もいます。
病気・高齢
高齢猫が急に鳴かなくなった場合は体調不良の可能性があります。様子を見て受診を検討してください。
猫の鳴き声に応える適切なタイミング
猫が鳴くたびに毎回応じていると、過剰な要求鳴きのクセがつくことがあります。一方で無視しすぎると信頼関係に影響することも。
応じて良い鳴き
- ご飯・水の要求(健康管理のため)
- 遊びの要求(適度に付き合う)
- 体調不良を知らせる可能性がある鳴き
少し様子を見て良い鳴き
- 「かまって」の要求鳴き(毎回すぐに応じると依存が強まることも)
基本的には猫の要求に耳を傾けながら、無理のない範囲で応じるのがバランスの良い付き合い方です。
猫の鳴き声から感じること
一緒に暮らすうちに、まるとむぎそれぞれの「鳴き声の辞書」が自然と頭の中にできてきました。
まるがドア前で「ニャー」と鳴いたとき、「あ、お風呂に入れてほしいんだ」とすぐ分かります。ドアを開けるとゆっくり入ってきて、目が合った瞬間に「ニャ!」と短く鳴く。その小さな返事が毎回嬉しいです。
むぎが甘えたいときの連続「ニャーニャー」は、反応するまで続きます。無視しようとしてもあの声を聞いていると結局手が止まってしまいます。そういう意味では、むぎの方が交渉上手かもしれません。
猫が飼い主に向けて鳴くのは信頼の証です。うちに来た当初はほとんど鳴かなかった2匹が、今では様々な声で話しかけてきます。その変化自体が、関係が深まってきた証だと思っています。
2匹の鳴き声の比較
| まる | むぎ | |
|---|---|---|
| 声の高さ | 高め・はっきりしている | やや低め・やわらかい |
| 鳴く頻度 | 要求があるときに明確に鳴く | 甘えたいときに連続で鳴く |
| 特徴的な鳴き方 | 呼んだら短く返事をする | ニャーニャーと繰り返すアピール |
| 威嚇の声 | ほぼなし(逃げる) | フーッと本格的な威嚇 |
よくある疑問
Q. 鳴き声が急に増えました。病気ですか?
去勢・避妊手術前の発情期に鳴き声が増えることがあります。また高齢猫の夜鳴きは認知症の可能性も。急激な変化があれば受診を検討してください。
Q. 猫に話しかけると鳴き返すのはなぜですか?
飼い主のコミュニケーションに応えている行動です。「返事をすると飼い主が喜ぶ」という学習から応答するようになる猫は多いです。
Q. 猫種によって鳴き方は違いますか?
はい、猫種によって鳴き声の大きさや頻度が違います。シャム猫は大きな声でよく鳴くことで有名。スコティッシュフォールドは比較的穏やかと言われています。雑種の猫も個体差が大きいです。
まとめ
- 猫が飼い主に鳴きかけるのは信頼と学習の結果
- 鳴き声は挨拶・要求・威嚇・甘えなど様々な意味がある
- まるは要求が明確で高めの声・呼んだら返事をするタイプ
- むぎは甘えたいときに連続で鳴く・嫌なときの威嚇は別格
- まるのお風呂鳴き→ドアを開けるとゆっくり入ってくる、開いていたら「入れる!」とダッシュの違いが面白い
- 鳴かない猫もいて、それはそれで正常
猫の鳴き声を聞き分けられるようになると、猫との暮らしがさらに豊かになります。2匹それぞれの鳴き声のパターンを観察してみてください。
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