猫の夜鳴き・夜の運動会を減らすには
猫の夜鳴き・夜の運動会を減らすには|むぎとまるの2パターンの原因と対策

「猫が夜中に走り回って眠れない」——猫オーナーに共通する悩みです。特に猫をお迎えしたばかりの頃は、夜中の運動会に驚いた方も多いのではないでしょうか。
うちのむぎとまるも健在で夜の運動会を開催します。ただ、原因とパターンが分かってからは対策が取れるようになり、以前よりずいぶん落ち着きました。2匹の運動会の2つのパターンと、効果があった対策を紹介します。
なぜ猫は夜に活発になるのか
猫は「薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)」という生態を持っています。夜行性とよく混同されますが、正確には夜明け前後と夕暮れ前後の薄暗い時間帯に最も活発になる動物です。
人間の睡眠時間帯と猫が活発になる時間帯が重なることで、夜の運動会が起きやすくなります。特に早朝4〜6時は猫にとって「目覚めの時間」にあたります。
うちの運動会の2パターン
パターン1:人が寝るタイミング
うちでは毎晩、寝るときにリビングのドアを閉めて2匹を外に出します。
なぜリビングを閉めるのか
むぎもまるも、三角コーナーに入っている魚の骨などを取り出してしまいます。対策としてキッチンシンクの蓋を購入したのですが、器用に動かして攻略することがあり、誤食・誤飲による事故リスクが心配です。2匹の安全のため、就寝後はリビングに入れないようにしています。
運動会がはじまる
リビングから追い出されることへの不満なのか、人間が寝るということを察知してテンションが上がるのか——最初は「なんで急に走り回るの?」と戸惑いましたが、寝室のドアを閉めると廊下や階段でダッシュが始まります。
最初は驚きましたが、今ではこれが「おやすみの儀式」になっています。しばらく走り回ったあと落ち着くので、今は特に気にしていません。
パターン2:自動給餌器の前後(早朝4時)
早朝4時は自動給餌器が動く時間です。この前後に運動会が起きやすいです。
薄明薄暮性の猫にとって4時はまさに活動時間のピーク。加えて空腹による興奮か、ご飯を食べ終わったあとの興奮か、このタイミングで2匹が激しく走り回ることがあります。
寝室からはドタドタという足音と階段を駆け上がり駆け下りる音が聞こえます。
運動会を減らすために効果があったこと
寝る前にしっかり遊ぶ
これが一番効果があります。就寝前に15〜20分、猫じゃらしで本気の狩りごっこをすることで、運動欲求が満たされて運動会の頻度が大きく下がりました。
ただし注意点があります。遊びが中途半端に終わると逆効果です。 遊び足りないまま寝ようとすると、刺激されたテンションが夜の運動会として爆発します。「ちゃんと疲れさせる」ことが重要です。猫が自分から「もういい」というそぶりを見せるまで遊ばせるのが理想です。
遊び終わりのサイン:
- 横になってハアハアと肩が動く
- 猫じゃらしへの反応が鈍くなる
- 自分からどこかへ行ってしまう

自動給餌器で空腹を管理する
以前むぎは空腹で白い泡を吐くことがありました。空腹のまま運動会でダッシュすると胃に負担がかかり、嘔吐につながっていたと考えています。
自動給餌器を導入して早朝4時に給餌するようにしてから、空腹ダッシュ後の嘔吐が減りました。また、ご飯が定刻に出ることで「あと少し待てばご飯が来る」という安心感があるのか、以前より激しい運動会にはなりにくくなった印象があります。
また、むぎが空腹で吐くこともなくなり、自動給餌器を導入してとてもよかったと感じています。
夜鳴きについて
運動会と混同されることがありますが、夜鳴きは走り回ることではなく「鳴き続ける」行動です。
うちではまるが特定の状況で鳴くことがあります。むぎが動物病院に行って家にいないときなど、いつもと違う状況のときにニャーニャーと探すような鳴き声を出します。これはさみしさや不安から来るものだと思っています。
夜鳴きが問題になる主な原因は以下の通りです。
若い猫の場合
遊び欲求や空腹が満たされていない場合に鳴くことがあります。
高齢猫の場合
認知症(猫の認知機能不全症候群)の症状として夜鳴きが起きることがあります。高齢になってから夜鳴きが始まった場合は受診を検討してください。
去勢・避妊手術前の発情期
特にメス猫の発情期は大きな声で鳴き続けることがあります。手術後は落ち着くことがほとんどです。
運動会・夜鳴きでやってはいけないこと
怒ったり水をかけたりする
驚かせることで猫がストレスを感じ、かえって問題行動が増えることがあります。
完全に無視し続ける
夜鳴きが病気のサインの場合もあります。様子がおかしいと感じたら無視するだけでなく、原因を確認することが大切です。
睡眠を削ってでも遊んであげ続ける
飼い主が睡眠不足になるのも問題です。環境整備や自動給餌器の活用など、飼い主の負担を減らす仕組みを作ることが長続きするコツです。
夜の運動会と上手に付き合うには
完全にゼロにすることは難しいです。猫の本能的な行動パターンとして、ある程度は受け入れることも必要です。
現実的なアプローチ:
- 就寝前の十分な遊びで頻度を下げる
- 自動給餌器で空腹管理をする
- 走り回っても問題ない空間を用意する(家具の危険な配置を避ける)
- 耳栓や防音対策で睡眠を守る
うちでは寝る前の遊びと自動給餌器の組み合わせで、運動会が激減しました。毎晩開催されていたものが週に数回程度になった感覚です。
運動会への対処でやって良かったこと
キャットタワーを設置する
猫が縦の空間を使えるようになることで、運動会のコースが増えます。床を走り回るだけでなく、上下運動も加わることでエネルギーを発散しやすくなります。
爪を定期的に切る
フローリングを走るときの音の一因は爪です。こまめに爪を切ることで、夜中の足音が多少軽減されます。
おもちゃを出しておく
夜中に猫が一人で遊べるおもちゃを置いておくことも有効です。ただし飲み込む危険がないもの、ヒモ系は誤飲リスクがあるため留守中・夜間は片付けておくことをおすすめします。
まとめ
- 猫の夜の活発化は薄明薄暮性という本能的な生態から
- うちの運動会は①就寝時のリビング閉め出し②早朝4時の給餌前後の2パターン
- 最大の対策は就寝前にしっかり遊ばせること(中途半端は逆効果)
- 自動給餌器で空腹管理も有効
- 高齢猫の夜鳴きは認知症の可能性もあるため要注意
猫の夜の運動会は、慣れてくると「賑やかだな」と思えるようになります。ただ睡眠不足は飼い主の健康にも影響するため、無理なく続けられる対策を見つけてください。
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