「猫が太ったかも」と気づいたとき、多くの飼い主はまず「ご飯の量を減らす」を考えると思います。

うちもそう思っていたのですが、実際に取り組んだ方法は少し違いました。給餌量を減らさずに、フードの内容を変えることでカロリーを削減するという方法です。

この記事では、むぎが太ってしまった原因と、現在実践しているダイエット計画を正直にまとめます。


むぎが太ったことに気づいたきっかけ

毎週体重を記録しているのですが、2026年に入ってからむぎの体重がじわじわと増えていることに気づきました。

時期 体重
2025年年始 約4.0kg
2026年1月 4.2kg
2026年5月 4.5kg超

5か月で約300g増加。月に約60gずつ増えている計算です。

「300gくらい大したことないでは?」と思う方もいるかもしれませんが、猫の場合は体重比率で考えると大きな変化です。人間に換算するなら3〜4kgに相当します。


むぎとまるの体重推移グラフ

体重変化を実感できるのは、記録を続けてきたからこそです。

むぎとまる2匹の体重を子猫の頃から記録してきたグラフがこちらです

まるが先に成長のピークを迎え、むぎはゆっくりと増加してきたのがわかります。

2026年に入ってからむぎの体重増加が続いていたことも、このグラフがあったから気づけたことです。

2026/07更新

早速ダイエットの効果が現れ始めました。

グラフをみてわかるように体重が2025年頃の水準に戻ってきました。


太った原因:まると食事量がほぼ同じだった

体重増加に気づいてから、改めてむぎの給餌量を計算してみました。

するとむぎの食べている量が、まるとほぼ同じくらいだったことが判明しました。

まるはオス猫で体重6kg超。むぎはメス猫で体重4.5kg。体格も性別も違う2匹が同じ量というのは、むぎにとって明らかに多すぎる状態でした。

多頭飼いあるあるなのですが、「2匹に同じフードを同じように与える」という習慣が、体格差を考慮しない給餌につながっていたのだと思います。

さらに、まるの食欲旺盛な性格の影響もあります。まるは先に食べ終わった後、むぎの残りを横取りしようと虎視眈々と待機しています。むぎが食べ切れなかった分はまるが消費してしまうため、「むぎが食べている量」の把握が曖昧になっていたのです。


なぜ給餌量を減らさなかったのか

ダイエットというと「ご飯を減らす」が一番わかりやすい方法です。ただ、単純に量を減らすことには懸念がありました。

理由1:空腹ストレスが大きい
むぎはもともとグルメで気分屋な性格です。お気に入りのフードでないと食べません。量を減らすことでさらにご飯への不満が高まり、ストレスになることを心配しました。

理由2:栄養不足のリスク
単純に量を減らすと、タンパク質・ビタミン・ミネラルなど必要な栄養素も一緒に減ってしまいます。猫は特に必須アミノ酸の「タウリン」が不足すると心臓疾患のリスクが上がります。

理由3:むぎに合う量がそもそもわかっていなかった
まると「なんとなく同じ量」で与えていたため、適正量の把握が先決でした。


実践しているダイエット方法

① ドライフードを減らし、ウェットフードを増やす

ドライフードとウェットフードのカロリー密度は大きく違います。

フードの種類 水分含有量 カロリー(目安)
ドライフード 約10% 300〜400kcal/100g
ウェットフード 約75〜80% 60〜90kcal/100g

ウェットフードは水分が多い分、同じ量でもカロリーが大幅に低くなります。

むぎの場合、ドライフードの割合を減らしてウェットを増やすことで、食べる量(グラム数)は増えたのに摂取カロリーは10〜15%削減することができました。満足感を保ちながらカロリーを落とせる点がこの方法の最大のメリットです。

② ウェットは低カロリー・総合栄養食を選ぶ

ウェットフードを増やすといっても、どのウェットフードでもいいわけではありません。

特に意識したのは2点です。

低カロリーであること
おやつタイプや副食タイプのウェットは低カロリーのものが多いですが、主食として与えるには栄養が偏ります。

総合栄養食であること
「総合栄養食」と表示されたウェットフードはそれだけで栄養バランスが保てるように設計されています。ダイエットをしながら栄養不足にならないために、総合栄養食を選ぶことを徹底しました。

むぎの好み問題もあり、出したものを全部食べてくれるわけではありません。数種類のウェットをローテーションしながら、食いつきを見て調整しています。
ダイエットを実施するにあたり、ドライフードに代わって実際に与えているウェットフードです。

カルカン パテタイプ
むぎはウェットフードの中でもテリーヌなどを好む傾向があります。
カルカンは総合栄養食かつ好みであろうパテタイプがあり、採用しました。
見込んだ通り、残さず食べてくれます。

③ 横取り防止のための注意

完全に食事を分けてはいませんが、以前より食事の様子を注視するようにしました。まるがむぎのご飯に近づこうとしたらすぐ介入できる体制です。


目標体重と期間

目標体重:4.0kg

2025年年始の体重(約4.0kg)を目標にしています。当時のむぎは健康的な体型だったと感じているためです。

ただし数字だけにこだわるのではなく、BCSスコア3になること・かかりつけの獣医師から問題なしの判断をもらうことを最終的な目標にしています。

4.0kgになっても見た目がまだ肥満気味な場合は、その時点で改めて目標を見直す予定です。

期間:1年以内を目安

急激な体重減少は猫にとって「肝リピドーシス(脂肪肝)」のリスクがあります。これは猫が急に食べなくなったり、急激に痩せたりすると肝臓に脂肪が蓄積して起こる病気です。

月に体重の1〜2%を目安にゆっくり痩せさせることが推奨されています。4.5kgのむぎなら月45〜90g程度が安全な減量ペースです。

現状の300g超の削減目標を1年で達成するなら、月25〜30g程度の減量で済む計算です。焦らず長期的に取り組んでいきます。


猫のダイエットで気をつけること

急激な減食は厳禁

「太ったからご飯を大幅に減らす」は猫にとって危険です。1〜2日食べない状態が続くと肝リピドーシスのリスクがあります。ダイエットは少しずつ、時間をかけて行うことが鉄則です。

体重測定を続ける

ダイエット中は週1回の体重測定を継続することが大切です。減量ペースが速すぎる場合はフードを増やし、遅い場合は少しずつ調整します。数字を記録することで、変化に早く気づけます。

かかりつけ医に相談する

体重管理について不安な場合は獣医師に相談してください。特に体重が急に落ちた・食欲が明らかに落ちた場合は早めに受診することをおすすめします。うちも定期健診のタイミングで先生に相談しながら進めています。


猫の体重管理スプレッドシート(無料テンプレート)

このグラフはGoogleスプレッドシートで作成しています。
同じように愛猫の体重を記録したい方向けに、テンプレートを無料で公開しています。

測定日・体重・前週比の列がすでに用意されているので、日付と体重を入力するだけで使えます。グラフも自動で更新されます。
 
体重は変化が目に見えないと気づきにくいです。月1回の定期的な測定から始めるだけでも、異変に気づくきっかけになります。

よくある疑問

Q. 猫のダイエット用フードは必要ですか?
「ライト」「シニア」「体重管理」などと書かれたダイエット用フードは、カロリーが抑えられて栄養バランスが保たれています。ただし高品質なダイエット用フードは価格が高めです。うちのようにウェットの割合を増やして総合栄養食を選ぶ方法でも対応できます。どちらが合うかは猫の好みや予算に合わせて選んでください。

Q. 多頭飼いでのダイエット管理が難しいです
2匹以上いる場合、完全に食事を分離するのは現実的に難しいことが多いです。理想は別室で食事させることですが、性格や間取りの関係でできない場合は「食事中はそばで見守る」「食べ残しは早めに片付ける」などの工夫で対応します。自動給餌器の個体認識機能(個猫識別機能)を使う方法もあります。

Q. 痩せてきているかどうかどう判断しますか?
毎週同じ条件(同じ時間・空腹時)で体重を測定するのが基本です。体重計に乗ってくれない場合は「飼い主が猫を抱いて体重を量り、飼い主単独の体重を引く」方法でも測定できます。数字だけでなくBCS(ボディコンディションスコア)で腰のくびれ・肋骨の触れ方も確認してください。


まとめ

  • むぎは5か月で300g増加(4.2kg→4.5kg超)
  • 原因はまると食事量がほぼ同じだったこと
  • ダイエット方法:給餌量を減らさず、ドライ減・ウェット増でカロリー10〜15%削減
  • ウェットフードは「総合栄養食」を選ぶことが栄養バランス維持のポイント
  • 目標体重:4.0kg・BCSスコア3
  • 期間:1年以内・急激な減量は避ける
  • 多頭飼いの場合は横取り防止に注意

ダイエットの経過は引き続きブログで報告する予定です。むぎが健康的な体型に戻れるよう、焦らず一緒に頑張ります🐾

 


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ABOUT ME
なお
はじめまして、なおです。 保護猫のむぎ(メス)とまる(オス)、2匹と一緒に暮らしています。 2匹とも生後2〜3ヶ月のときにお迎えした保護猫で、顔がよく似ているのにまったく性格が違います。 むぎは高いところが好きなツンデレ系。まるは食欲だけは誰にも負けない、食いしん坊甘えん坊系。 そんな2匹に毎日振り回されながら、気づけば猫用品オタクになっていました。 このブログでは、実際に使った猫グッズのリアルな感想や、2匹の日常をゆるく発信しています。 これから猫を迎えようとしている方や、多頭飼いに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。