猫の模様と柄の種類まとめ|キジトラ・キジシロ・三毛猫の特徴と性格傾向
「この猫、何柄っていうの?」
猫の模様は種類が多く、似ているようで実は違う呼び方があります。うちのむぎ(キジシロ)とまる(キジトラ)も、同じ「キジ系」でも見た目も性格も全然違います。
この記事では、代表的な猫の模様の種類と特徴、そして模様と性格の関係についてまとめます。
猫の模様の基本:「地色」と「柄」の組み合わせ
猫の模様は大きく地色(ベースの色)と柄(パターン)の組み合わせで決まります。
主な地色
- 茶色・オレンジ系:茶トラ・キジトラなど
- 黒系:黒猫
- 白系:白猫
- グレー系:ロシアンブルーなど
主な柄パターン
- 無地(単色):一色のみ
- バイカラー(2色):白+何か
- トリカラー(3色):三毛猫など
- タビー(縞模様):キジトラ・サバトラなど
- ポイント(ポイント柄):シャム猫など
代表的な猫の模様一覧
① キジトラ
茶色ベースに黒の縞模様が入った柄。「タビー」とも呼ばれます。
日本猫の中で最もポピュラーな柄で、野生の猫の原型に最も近い色合いとされています。額にM字マーク、目の周りにクレオパトララインが入るのが特徴です。
うちのまる(キジトラ)の特徴:
- 額のM字とクレオパトララインがくっきり
- 足の縞模様が鮮明、肉球は真っ黒
- 背中側は縞がやや薄め
- 顎のあたりに白色がかかった茶色が混じる
性格傾向: 活発・好奇心旺盛・食欲旺盛な子が多い傾向があります。まるはまさにこのタイプで、食への執念が強く、よく鳴く、よく遊ぶムードメーカーです。
② キジシロ(キジトラ白)
キジトラ模様と白が混ざった柄。白い部分の割合は猫によって異なります。
うちのむぎ(キジシロ)の特徴:
- 顔の半分近くが白く、お腹や足先も白
- 額と胴回りにはキジトラ模様がはっきり入る
- 尻尾と背中はキジトラ模様というよりは黒に近い
性格傾向: ツンデレ・気分屋・警戒心が強いが好奇心も旺盛な子が多い傾向があります。むぎもまさにこのタイプで、こちらから近づくと逃げますが、甘えたい時は全力でアピールしてきます。
③ サバトラ(サバシロ)
グレーベースに黒の縞模様が入った柄。キジトラの「茶色」がグレーになったイメージです。
サバシロはサバトラ+白の組み合わせです。
性格傾向: 穏やかで人懐っこい子が多いと言われます。ただし個体差が大きいです。
④ 茶トラ(チャトラ)
オレンジ〜茶色の縞模様。明るくて温かみのある見た目が特徴です。
性格傾向: 甘えん坊で人懐っこい子が多いと言われます。また食欲旺盛な子も多い傾向があります。
⑤ 黒猫
全身が黒一色の猫。日本では「不吉」のイメージを持つ方もいますが、イギリスでは「幸運の象徴」とされています。
性格傾向: 性格は個体差が大きく、穏やかな子もいれば活発な子もいます。
⑥ 白猫
全身が白一色の猫。青い目の白猫は先天的な難聴を持つ場合があることが知られています。
性格傾向: マイペースな子が多い傾向がありますが、個体差が大きいです。
⑦ 三毛猫(ミケ)
白・黒・茶(オレンジ)の3色が混じった柄。ほぼ全てがメスで、オスの三毛猫は非常に希少です。
遺伝子の仕組みにより、毛色がX染色体に関連するため、XXの組み合わせを持つメスに三毛猫が多く生まれます。
性格傾向: 気が強く、自立心が高い子が多いと言われます。
⑧ 二毛猫(バイカラー)
2色で構成される猫の総称。白+黒・白+茶など様々な組み合わせがあります。
⑨ ハチワレ
おでこに黒いハチマキのような模様が入った猫。正式な柄の名前ではなく、見た目の特徴から呼ばれるニックネームのような呼び方です。二毛猫の一種です。
かぎしっぽ(鉤尻尾)は模様ではなく骨格
うちのむぎとまるは2匹ともかぎしっぽです。これは模様ではなく、尻尾の骨が途中で曲がっている骨格上の特徴です。
日本猫に多く見られ、昔から「福を招く」「幸運の猫」として親しまれています。
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模様と性格の関係は「傾向」に過ぎない
ここまで各模様の性格傾向を書きましたが、猫の性格は個体差が最も大きく、模様だけで決まるわけではありません。
むぎとまるを見ていても、同じ「キジ系」でも性格は全く違います。
| むぎ(キジシロ) | まる(キジトラ) | |
|---|---|---|
| 近づくと | 逃げることが多い | すぐ応じる |
| 甘え方 | 自分から来る・全力アピール | ついて回る |
| 食欲 | 気分次第・グルメ | 何でも食べる・旺盛 |
| 鳴き声 | 以前はほとんど鳴かなかった | よく鳴く |
同じ家で同じご飯・同じ環境で育っても、性格はこれだけ違います。模様や柄は参考程度にして、実際に猫に会って確認するのが一番です。
模様はどうやって決まる?遺伝の仕組み
猫の毛色は遺伝子によって決まります。難しい話は省略しますが、いくつか面白い事実があります。
三毛猫がほぼメスな理由
毛色に関わる遺伝子がX染色体に乗っているため、XX(メス)は2色が混ざった三毛猫になりやすく、XY(オス)は1色になりやすいという仕組みがあります。オスの三毛猫は染色体の異常(XXY)で生まれる非常に希少な存在です。
かぎしっぽは遺伝する
かぎしっぽ(尻尾の骨が曲がっている状態)は遺伝的な特徴です。日本猫に多く見られ、東南アジア原産の猫の血を引いているという説もあります。むぎとまるは同じ保護団体から来たこともあり、2匹ともかぎしっぽです。
白色は他の色を隠す
白い毛色は他の色を「マスク」する遺伝子があるため、白猫の遺伝子的な地色が実は茶トラだったりすることもあります。
模様による保護猫の人気度
一般的に、保護猫施設では黒猫や黒系の猫は譲渡率が低い傾向があると言われています。理由は「写真映えしにくい」「不吉なイメージ」などが挙げられます。
一方、三毛猫・キジシロなどカラフルな柄の猫は人気が高い傾向があります。
実際に会ってみるとどの柄の猫も非常に魅力的です。見た目の印象だけで判断せず、実際に猫に会って相性を確かめてほしいと思っています。
我が家では嫌がるので首輪はつけてないですが、毛色に合わせて首輪を選ぶのも楽しそうですよね。黒猫は首輪がアクセントとなって映えそうで地味に憧れがあります。
よくある質問
Q. 同じキジトラでも模様が全然違うのはなぜ?
キジトラという呼び方は「茶色ベースに黒の縞」という大まかな分類で、縞の濃さ・間隔・額のマークの形などは個体によって様々です。まるは背中の縞が薄めですが、それもまるの個性です。
Q. 保護猫の柄を事前に指定できますか?
保護団体によっては「希望の柄」をヒアリングしてくれるところもありますが、出会いのタイミングは運によるところが大きいです。うちはキジトラとキジシロの2匹に出会えたのはラッキーでした。
Q. 子猫の時と大人の時で毛色が変わることはありますか?
ある程度変わります。子猫の頃は全体的に淡い色で、成長するにつれてはっきりした色になることが多いです。まるも子猫の頃より縞模様がくっきりしてきました。
猫の模様で呼び名が違う:地域や文化による違い
「キジトラ」「サバトラ」「茶トラ」は日本独自の呼び方です。海外では同じ柄を「Brown Tabby」「Blue Tabby」「Red Tabby」などと呼びます。
「タビー(Tabby)」は縞模様全般を指す英語で、日本のキジトラはほぼ「Brown Tabby」に相当します。海外の猫の記事を読む際には「Tabby」という単語を覚えておくと理解しやすくなります。
まとめ
- キジトラ:茶×黒の縞。活発・好奇心旺盛・食欲旺盛な傾向
- キジシロ:キジトラ+白。ツンデレ・警戒心強め・好奇心もある傾向
- サバトラ:グレー×黒の縞。穏やか・人懐っこい傾向
- 茶トラ:オレンジ系の縞。甘えん坊・食欲旺盛な傾向
- 三毛猫:ほぼメス限定の3色猫。気が強い傾向
- 模様と性格の関係は傾向に過ぎない。個体差が最も大きい
- うちのむぎ(キジシロ)とまる(キジトラ)は同じキジ系でも性格が全然違う
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