保護猫2匹を迎えたら最初から仲良しだった|むぎとまるの関係と2年後のリアル
「多頭飼いって、猫同士が仲良くなるか心配で…」
猫を2匹以上飼うとき、最も気になるのが猫同士の相性ではないでしょうか。うちのむぎとまるは、お迎え前から「相性が合わなかったらどうしよう」と少し不安でした。
でも結果は、最初から仲良しでした。お迎えから2年が経った今も、本気の喧嘩はなし。それでもゼロではない小さな衝突や、2匹の関係性の変化について正直にまとめます。
最初から仲良しだった理由
むぎとまるは、同じ保護団体から同時にお迎えしたことが大きかったと思います。
保護された環境が同じで、同い年(推定)で、顔も何となく似ている2匹。きょうだいかどうかは不明ですが、生育環境が近かったことで最初からお互いに警戒が少なかったのかもしれません。
お迎え当日に自宅に連れてきたとき、2匹は新しい環境に緊張しながらも、すでにお互いを気にしていました。探り探り過ごしていたのはほんの最初だけ。夜になって寝るときには、もう近くで寄り添って眠っていました。

「相性が合うか心配」という不安が一晩で消えた瞬間でした。
お迎え直後から2年の変化
子猫のころは小さな体でくっついて寝ることも多く、ほぼ常に一緒にいる印象がありました。
でも大きくなるにつれて変化が出てきました。一番わかりやすいのは寝る場所です。
以前は同じベッドに2匹で入り込んでいましたが、今は体が大きくなったのもあって、2匹一緒だとはみ出してしまいます。そのため交代制のような感じになっていて、同じベッドで寝ているときもあれば、それぞれが違う場所で寝ているときもあります。
「いつも一緒」から「自分たちの時間も大切にする」スタイルになってきた、という印象です。
まるとむぎの「上下関係」について
仲良しとはいっても、完全にフラットではありません。まるとむぎの間にはゆるやかな上下関係があります。
まるがむぎの首元を噛む場面をよく見ます。「俺の方が上だぞ」とわからせようとしているようで、猫の世界ではよく見られる行動です。
むぎが甘んじて受け入れているときもありますが、気分によっては「ちょっと!」とでも言いたげに声を上げることもあります。痛みを訴えているような声で、威嚇ではありません。そのままお互い何事もなく落ち着くことがほとんどです。
キャットタワーの上段から下の子を「ぽん」と叩くような場面もたまにありますが(笑)、爪が入るような本気の猫パンチや、対峙してにらみ合う威嚇は2年間で一度もありません。
「この2匹、仲いいな」と思う瞬間
日頃の何気ないシーンに、2匹の絆を感じることがあります。
片方が病院に行くと寂しそうに探す
ワクチンや健康診断で片方を病院に連れていくと、残された方が家中をうろうろして、「ニャー」と寂しそうに鳴いて探し回ります。
いつも近くにいる存在がいないのが、やはり不安なんだと思います。病院から帰ってきたとき、いつもより念入りに匂いを嗅いで確認している姿も印象的です。
ご飯のあとにお互いを舐め合う
ご飯を食べ終わった後など、お互いの顔や頭をペロペロと舐め合っている場面を見ることがあります。グルーミングを一緒にするのは、猫同士の信頼関係の表れです。
常にいつもやっているわけではないですが、この場面を見るたびに「仲良しだな」と感じます。
3年後の今、2匹の1日の過ごし方
日中は各自好きな場所で過ごしています。
むぎはタンスの上や出窓など高い場所が定位置になることが多く、まるはリビングや廊下で横になっていることが多い印象です。キャットタワーもそれぞれのお気に入りの場所が違います。
場所が重なって一緒にいるときもあれば、翌日は別の場所でそれぞれ過ごしていることもある。「自分たちの時間を大切にしながら、必要なときは近くにいる」というバランスが自然にできあがっています。
夜になると同じキャットタワーのそばで眠っていることが多く、「近くにいる安心感」は3年経っても変わっていないように見えます。
多頭飼いを考えている方へ
猫同士の相性は「やってみないとわからない」部分も大きいです。
ただ、うちのケースでは同じ環境で育った子を同時にお迎えすることが、最初から仲良しでいられた大きな理由だったと思っています。先住猫がいる状態で新しい猫を迎えるのと、同時に迎えるのでは、ストレスのかかり方が違います。
どちらが正解というわけではありませんが、「最初の仲良し期間を短くしたい」なら同時お迎えは一つの選択肢です。
2年経っても本気の喧嘩なし。完璧に仲良しでもないけれど、お互いを必要としている。そんな関係のむぎとまるを見ていると、多頭飼いにして良かったなと改めて思います。
多頭飼いを考えている方へ、よくある疑問
Q. 先住猫がいる場合は相性が心配
うちは2匹同時にお迎えしたので先住猫がいる状況ではありませんでしたが、先住猫がいるケースは別の難しさがあります。
先住猫にとっては縄張りに新入りが来る感覚になるため、慣れるまで時間がかかることが多いです。
うちのように同時に同じ環境から迎える場合は、最初から「同じ立場」なのでこの問題が起きにくいというメリットがありました。
うちはまる(オス・去勢済み)とむぎ(メス・避妊済み)の組み合わせです。
去勢・避妊済みであれば、性別による問題は少ないと感じています。
まるが上位に立ちたがる行動(首噛み)はありますが、それも本気の喧嘩ではないレベルです
性別よりも個性の方が相性に影響する部分が大きいかもしれません。
Q. 2匹飼いの手間は1匹の2倍?
正直なところ、お金と手間は2倍に近くなります。
フード代・猫砂代・医療費はそれぞれ1匹分が増えます。ただ、手間という意味では「世話の量」は2倍でも「楽しさ」も同じように増えます。
2匹がじゃれ合う姿、一緒に寝ている姿を見られることは、1匹では得られない多頭飼いならではのものです。
3年間一緒に暮らして感じること
むぎとまるが来てから3年。「2匹いて良かった」と感じる場面は、日常の何気ない場面にたくさんあります。
お互いがいつも視野の端に入っている感じがあって、むぎはまるがいる方向をたまに確認するような行動をするし、まるはむぎの行動に反応してついていくことがあります。
完全にべったりではない。でもお互いを必要としている。そんな距離感が、2匹を飼っている中で一番「いい関係だな」と感じる部分です。
多頭飼いを検討している方に伝えるとすれば、「猫同士が仲良くなるかどうかは確かに運もある」けれど、「同じ環境から同時にお迎えする」ことで最初のハードルはかなり下げられるということ。
うちのケースが少しでも参考になれば嬉しいです。
猫同士の相性は「やってみないとわからない」部分が大きいのは事実ですが、環境やお迎えの仕方である程度コントロールできる要素もあります。
不安がある方こそ、同じ環境出身の子を一緒に迎えるという選択肢を候補に入れてみてください。
また、2匹のうち1匹でも少しでも体調が悪そうに見えたとき、もう1匹がそばにいると早めに異変に気づけることがあります。
猫は体調不良を隠しがちですが、2匹いると比較することで「いつもと違う」が発見しやすくなります。
これも多頭飼いのひとつのメリットだと感じています。
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