猫のご飯は1日どのくらい?6kgを超えた保護猫まるの肥満対策と体重管理の話


はじめに

うちの保護猫「まる」は、現在6kgを超えています。

名前の通り…というわけではないのですが、よく食べ、よく鳴き、よく遊ぶムードメーカーで、気づいたら立派な体格になっていました。

猫の肥満は見た目の問題だけでなく、糖尿病・関節疾患・心臓病のリスクを高めるとされています。「少し太っているだけ」と思っていても、実は健康上のリスクを抱えているケースが少なくありません。

この記事では、まるの体重管理を通じて学んだ適正体重・1日の食事量の目安・肥満対策のポイントを正直にまとめます。


まるのプロフィール

  • 種別: 保護猫(オス・去勢済み)
  • 推定年齢: 2歳10ヶ月(2026年3月時点)
  • 現在の体重: 6kg超
  • 性格: よく食べる・よく鳴く・よく遊ぶ・主張が強め
  • 体重測定: 生後4〜5ヶ月頃から毎週継続中

お迎えした当初は生後2〜3ヶ月で小さかったまるが、今では6kgを超える堂々たる体格に。体格がいいだけなのか、肥満気味なのか——体重を毎週記録してきたからこそ、変化の経緯を把握できています。


猫の適正体重はどのくらい?

猫の適正体重は品種・骨格によって大きく異なります。「〇kg以下が正常」とは一概に言えないのが難しいところです。

一般的な目安

体格 目安体重
小柄な猫(メス・小型種) 3〜4kg
標準的な猫 4〜5kg
大柄な猫(オス・大型種) 5〜6kg
要注意ライン 6kg超(体格次第)

まるは保護猫でオス・去勢済みという条件を考えると、6kgは大きめの範囲に入ります。

体格の確認方法(BCS:ボディ・コンディション・スコア)

体重の数字だけでなく、見た目と触り心地で確認する方法(BCS)が実用的です。

理想的な状態(BCS 3)

  • 肋骨が触れるが、見た目には出ていない
  • 上から見ると腰のくびれがわずかにある
  • 横から見るとお腹が少し引き上がっている

肥満気味(BCS 4〜5)

  • 肋骨が触りにくい
  • 腰のくびれがほとんどない
  • お腹がたるんでいる

まるは「肋骨が触れるか触れないか」のライン上にいます。数字だけでなくBCSで定期確認するようにしています。


猫の1日の食事量の目安

食事量の計算式は「体重 × カロリー係数」が基本です。

1日の必要カロリー(目安)

状態 計算式(目安)
避妊・去勢済み(成猫) 体重(kg) × 70kcal
未避妊・未去勢(成猫) 体重(kg) × 80kcal
子猫(〜1歳) 体重(kg) × 100〜130kcal
肥満気味の成猫 体重(kg) × 60kcal

まる(6kg・去勢済み)の場合:

  • 通常:6kg × 70kcal = 420kcal/日
  • 肥満気味なら:6kg × 60kcal = 360kcal/日

フードのパッケージに記載されているカロリーと照らし合わせて、1日の給与量を計算してみてください。

💡 注意: フードの袋に書かれている「推奨給与量」はあくまで目安です。猫の活動量・年齢・体格によって調整が必要です。


太りやすい猫の特徴

まるを見ていて気づいたことですが、以下に当てはまると太りやすい傾向があります。

① よく食べる

まるは食欲旺盛で、ご飯の時間になると大声で鳴きます。満腹中枢が鈍い猫は「もっとくれ」とアピールし続けます。与えた分だけ食べてしまうタイプです。

② 去勢・避妊済み

去勢・避妊後はホルモンバランスの変化で基礎代謝が落ち、食欲が増えやすくなります。術後は特に体重管理が必要です。

③ 室内飼いで運動量が少ない

完全室内飼いの猫は外猫に比べて運動量が少ないため、摂取カロリーが同じでも太りやすい傾向があります。

④ 多頭飼いでフードを取り合う

むぎと まる、ご飯のタイミングは一緒ですが、まるが先に食べ終えてしまうことがあります。その後、むぎの残飯を狙ってじっと待機。むぎはお腹いっぱいになったのか、居た堪れなくなったのか少し残すことがあるのですが、それを待ってましたとばかりに食べるまる。結果的にまるの摂取量が多くなりやすい状態です。


まるの体重推移データ

毎週の測定を続けているおかげで、成長の記録が残っています。

時期 体重 備考
2024年5月(推定1歳) 5.45kg 成猫体型に近づいたころ
2026年3月(現在・推定2歳10ヶ月) 6.345kg 約2年で約900g増加

2年間で約900gの増加。月あたり約37g増というペースです。劇的な増加ではありませんが、増え続けている傾向は把握できています。こういった変化は記録していないと気づきにくいものです。


うちの給餌スケジュール(1日5回)

まるの食欲旺盛な性格と、むぎの遠慮がちな性格を両立させるため、試行錯誤した結果が現在の給餌スケジュールです。

タイミング 内容
1回目 ドライ(ピュリナワン)+ウェット
2回目 ドライのみ
3回目 夕方 ドライ+ウェット
4回目 深夜 自動給餌器(tama ボナペティ)
5回目 早朝 自動給餌器(tama ボナペティ)

ドライフードについて

1〜3回目のドライにはピュリナワン グレインフリー白身魚を使っています。選んだ理由は:

  • 比較的安価で多頭飼いでも経済的負担が少ない
  • カロリーが低めで体重管理しやすい
  • 口コミ評価が高く、安心感がある

ウェット(1・3回目)について

ウェットは飽きさせないよう毎週ローテーションしています。使っている銘柄は:

  • 黒缶パウチ
  • ミャウミャウ
  • 金のだしカップ
  • 無一物
  • モンプチ缶
  • 金缶 など

ウェットは食欲を刺激しやすく、水分補給にもなります。同じものを与え続けると食べ飽きることがあるため、複数を使い回す方法は特に食欲旺盛な猫に効果的です。
また、ドライフードと比べて量に対してカロリーも低い傾向にあります。満足感を得られつつ摂取カロリーも抑えられます。

自動給餌器(深夜・早朝)について

元々は1日3回の給餌でした。
しかし、むぎが早朝空腹で吐いてしまうことがあり、試行錯誤の結果タイマー式の自動給餌器を導入することにしました。
4・5回目は人が見ていない時間帯のため、カロリーの少ないtama ボナペティを使っています。

自動給餌器を使う場合のポイント:

  • 人の目が届かない時間に与えるため、食べ過ぎても問題ない量・カロリーに設定する
  • tama ボナペティはカロリーが抑えめで、深夜・早朝向きのフードとして選んでいる

多頭飼いの給餌で工夫していること

むぎは遠慮がちな性格で、まるのそばではすぐにご飯に反応しないことが多いです。

「時間差で与える」という案も考えましたが、やめた理由があります。

まるは食欲旺盛で、ご飯の用意をすると毎回飛んできます。時間をずらしても「自分のご飯だ」と思って来てしまい、貰えないことでむしろまるのストレスになってしまうのです。

そのため現在は同じタイミングで与えつつ、むぎを個別にフォローする方法を取っています。

  • 人がそばにいる時間は、むぎが食べに来たらむぎの前に食器を置く
  • むぎが離れたら食器を片付ける
  • まるが横取りしようとしたときはやんわり制止する

手間はかかりますが、2匹それぞれの食事量を把握できるのがメリットです。


まるの肥満対策:やってみたこと

対策① 毎週の体重記録を継続

生後4〜5ヶ月頃から体重計(ペットくん)を使って毎週測定を続けています。

記録を続けることで:

  • 「最近少し増えてきた」という変化を早期に気づける
  • 病気による急激な体重減少にも対応できる
  • 上のような成長データとして振り返れる

体重計があるだけでは意味がなく、記録して傾向を見ることが大事です。

対策② 低カロリー・少量多回給餌

1日5回に分けて与えることで、1回あたりの量を抑えながら空腹の時間を短くする設計にしています。

まとめて与えると一気に食べてしまうタイプの猫には、少量多回給餌が有効です。

対策③ おもちゃで遊ぶ時間を確保

カロリーを抑えるだけでなく消費を増やすことも重要です。まるは遊び好きなので、猫じゃらしや電動おもちゃで1日の中で体を動かす時間を作っています。

運動することで筋肉量を維持しながら体重を管理できます。


肥満対策フード:選ぶときのポイント

「太り気味かも」と感じたら、フードの見直しも選択肢のひとつです。

チェックするポイント

項目 見方
カロリー 低カロリー(減量用)フードを選ぶ
タンパク質 高タンパクのものは筋肉を維持しやすい
食物繊維 多めのものは満腹感を持続させやすい
表示の「〇〇向け」 「体重管理用」「ライト」「インドア」など
※製品によっては体重ケア用でなくとも低カロリーのものもたくさんあるのであくまで目安に

⚠️ 急激なフード変更は消化不良の原因に。 現在のフードに少しずつ混ぜながら1〜2週間かけて切り替えましょう。


まとめ

ポイント 内容
適正体重の確認 数字+BCS(触り心地・見た目)で判断
1日の食事量 体重 × カロリー係数で計算
太りやすい条件 去勢済み・食欲旺盛・運動不足
管理のコツ 毎週測定+記録・計量・食器工夫・運動
多頭飼いの注意 食事スペースを分けて個別把握

猫の肥満は「少し太っているだけ」と見過ごしやすいですが、長期的な健康への影響は大きいです。毎週の体重記録という小さな習慣が、異変の早期発見にもつながっています。

まるの体重管理、引き続き記録していきます。

🐾 むぎと まるより: むぎはマイペースに後からこっそり食べるタイプ。まるはご飯の時間になると大声で主張します。「もっとくれ」という気持ちはよくわかるけど、健康のために管理しています。2匹の食事スタイルも個性が出ています。


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「むぎまるの保護猫ぐらし」では、2匹の保護猫との日常と猫オーナーに役立つ情報を発信しています。

ABOUT ME
なお
はじめまして、なおです。 保護猫のむぎ(メス)とまる(オス)、2匹と一緒に暮らしています。 2匹とも生後2〜3ヶ月のときにお迎えした保護猫で、顔がよく似ているのにまったく性格が違います。 むぎは高いところが好きなツンデレ系。まるは食欲だけは誰にも負けない、食いしん坊甘えん坊系。 そんな2匹に毎日振り回されながら、気づけば猫用品オタクになっていました。 このブログでは、実際に使った猫グッズのリアルな感想や、2匹の日常をゆるく発信しています。 これから猫を迎えようとしている方や、多頭飼いに悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。