猫がお迎え後に慣れてきたサイン|むぎとまるの変化を3段階で紹介
猫をお迎えして最初の頃、「うちに慣れてくれるかな」「ちゃんとなついてくれるかな」と心配する飼い主は多いと思います。猫は環境の変化に敏感な動物のため、最初は警戒して触れなかったり、ご飯を食べなかったりすることがあります。
うちのむぎとまるは保護猫として2年前にお迎えしましたが、2匹とも驚くほど早く慣れてくれました。当初の様子と慣れていく過程を3段階で紹介します。
お迎え直後に気をつけること
猫が自分からケージを出てくるまで待つ
新しい環境に連れてこられた猫は、最初に安全かどうかを確認します。この時期に無理に外に出したり、触ろうとすると警戒心が強まってしまいます。
基本的な考え方は「猫が自分から出てくるまで待つ」です。ケージやキャリーのドアを開けておき、猫が自発的に探索するまで見守ります。
最初の1〜2日の過ごし方
- ケージ周辺を静かに保つ(大きな音・急な動きを避ける)
- 無理に抱っこしない
- ご飯・水・トイレはケージの近くに置く
- 声は穏やかに・猫の目を直接じっと見ない(視線は威圧になる)
猫が安心できる場所(隠れられる場所・高い場所)を用意しておくことも大切です。
第1段階:お迎え当日〜数日(むぎとまるの場合)
多くの猫が最初の数日は警戒して隅に隠れていることが多いのですが、むぎとまるはお迎え当日から活発に動いてくれました。
お迎え当日の様子:
- ケージから自分たちで出てきた
- 夜にはおもちゃで遊ぶ余裕があった
- トイレも問題なく使ってくれた
- 就寝時にはケージ内に用意したベッドでヘソ天して寝ていた
特に就寝時のヘソ天は驚きました。初日からお腹をさらけ出して寝るということは、その時点でもう「安心できる場所」と認識していたということです。
保護団体で生活していた環境が良かったこと・知り合い経由での紹介で信頼感があったこと・2匹一緒だったことが、早い慣れにつながったのかもしれません。
️お迎え初日の夜です
第2段階:慣れてきたサイン
環境に慣れてくると、猫の行動が変化してきます。以下のような行動が見られたら「慣れてきた証」です。
ヘソ天・無防備な姿勢で寝る
前述の通り、ヘソ天は完全なリラックスのサインです。腹部をさらけ出すことは天敵がいない・安全という判断のもとにしか出ない行動です。
むぎは早い段階からヘソ天をしていましたが、場所が広がっていくのが慣れのバロメーターでした。最初はケージ内だけだったヘソ天が、リビング・廊下・部屋のあちこちで見られるようになっていきました。
家の中を縦横無尽に駆け回る
慣れてくると、家の中の「地図」ができてきます。どこに何があるか・どこを通ればどこに行けるか、が分かると猫は自信を持って動き回るようになります。
むぎとまるが2匹で追いかけっこをするようになったとき、テーブルや棚の角に一切ぶつからずに高速で駆け回る姿に驚きました。すでに家の間取りを完全に把握している証で、「完全に自分たちの家になったな」と感じた瞬間でした。
鳴いてアピールするようになる
慣れる前の猫は飼い主に対して声でコミュニケーションを取ることがありません。鳴いて何かを伝えてくるようになるのは、「この人に伝えれば何かしてくれる」という信頼の学習が起きた証拠です。
まるは比較的早い段階から鳴いてアピールするようになりました。ご飯・遊び・お風呂に入れてほしいなど、要求が鳴き声ではっきり分かるようになっていきました。
一方むぎは、ご飯のときはすぐ鳴くようになりましたが、甘えや遊びで鳴くようになるまでは時間がかかりました。「鳴けばご飯が来る」という学習が先にできていたため、それ以外の場面では様子を見ていたのかもしれません。むぎらしい慎重さだと思っています。
第3段階:もっと慣れたら出てくる個性
さらに深く慣れてくると、猫それぞれの個性がよりはっきり出てきます。緊張がとれて「素の自分」が出るようになる段階です。
まるのトイレ事情:砂をかけないマイペース
まるはトイレを終えても、砂をかけないことがあります。きちんとした猫だと丁寧に砂をかけますが、まるは「まあいっか」という感じで出てくることがあります。
これはまるの性格をよく表しています。ご飯への執念・鳴き声での要求は強いけれど、細かい作業はおおざっぱ。おおらかな性格がトイレにも出ています。
むぎのトイレハイ
むぎはトイレ後に走り回る「トイレハイ」がよく見られます。トイレから出たとたんにダッシュして部屋を一周したり、急にテンションが上がります。
トイレハイの理由にはいくつかの説があります。すっきりした開放感・本能的なにおいを残す行動から素早く離れる行動・脊髄反射的な興奮など。理由は諸説ありますが、むぎのトイレハイは毎回全力投球で見ていて笑えます。
まるはトイレハイがまったくありません。用を足したら静かに出てきます。2匹のこの違いも性格の差だと思っています。
慣れるまでの期間は猫によって違う
むぎとまるは非常に早く慣れてくれましたが、猫によっては数週間〜数ヶ月かかることもあります。特に成猫の保護猫や、過去に辛い経験をしている猫はより長い時間が必要です。
慣れを早める工夫:
- 猫のペースを尊重して無理強いしない
- 毎日同じルーティンで接する(規則正しいご飯・決まった声かけ)
- 隠れる場所を用意する(無理に出さない)
- おもちゃで遊ぶ機会を作る(遊びは信頼関係を早める)
- 2匹以上でお迎えする場合は一緒にいることで安心感が生まれやすい
むぎとまるの早い慣れには「2匹一緒だった」という要因も大きかったと思います。知らない場所でも、お互いがいることで安心できた部分があったのではないでしょうか。
猫が慣れてきたサイン一覧
| サイン | 意味 |
|---|---|
| ヘソ天する | 完全なリラックス・安心の証 |
| 自分から近づいてくる | 飼い主への信頼が生まれた |
| 鳴いてアピールする | コミュニケーションが始まった |
| 家の中を走り回る | 家の地図が完成した |
| 無防備に寝る | 警戒が完全に解けた |
| 甘噛み・もみもみをする | 遊び・甘えの行動が出てきた |
これらのサインが少しずつ増えてきたら、猫との関係は確実に深まっています。
まとめ
- お迎え直後は猫が自分から出てくるまで待つことが最重要
- 無理に触らず・静かに・猫のペースを尊重する
- むぎとまるはお迎え当日からケージを出て、就寝時にはヘソ天していた
- 慣れてきたサイン:ヘソ天・家を駆け回る・鳴いてアピール
- まるはおおらかでトイレ後に砂かけなし。むぎはトイレハイ全力投球
- 慣れるペースは猫によって違う。焦らず待つことが大切
猫との信頼関係は一夜にして築かれるものではありません。毎日の積み重ねが2年・3年と続いて、今のむぎとまるとの関係ができています。
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