猫の水飲み器おすすめ|水を飲まない猫に試した工夫とうちの選び方
「うちの猫、全然水を飲んでくれない」
猫を飼っていると多くの方が経験する悩みです。
猫はもともと水をあまり飲まない動物です。砂漠出身の祖先を持つため、食事から水分を補う体の仕組みになっています。でも現代の室内飼い・ドライフード中心の食生活では、意識的に水分を摂らせる工夫が必要です。
この記事では、猫が水を飲まない理由・水飲み器の種類と選び方・うちで実践している水分補給の工夫をまとめます。
猫が水を飲まない理由
本能的に水への意識が低い
野生の猫の祖先は乾燥地帯に生息しており、獲物の体液から水分を補っていました。その名残で、猫は「喉が渇いた」という感覚が鈍く、積極的に水を飲みに行く習性があまりありません。
水の鮮度・温度へのこだわり
猫は水の鮮度に敏感です。同じ水でも時間が経つと飲まなくなることがあります。また冷たすぎる水を好まない猫も多く、氷を入れたウォーターボウルを用意しても飲水量が増えないケースもあります。
うちで氷を試したときも、最初は珍しさから氷をつついたりしていましたが、飲む量は変わりませんでした。猫によっては効果がある子もいますが、うちでは水の鮮度を保つことの方が効果的でした。
場所・容器が気に入らない
水の場所や容器の素材・形が合わないと飲まないことがあります。特に食事と同じ場所・トイレの近くに水を置くと避けることがあります。
水飲み器の種類と特徴
① 普通のボウル(陶器・ヘルスウォーターボウル等)
最もシンプルな水飲み器です。
うちでは最初に陶器のボウルを使っていましたが、ヒビが入ってしまい水漏れが心配になったためヘルスウォーターボウルに交換しました。数週間両方を並行して使った時期がありましたが、ヘルスウォーターボウルの方が飲む量が少し多かった印象です。
ヘルスウォーターボウルはセラミックの遠赤外線効果で水の質が変わるとされており、「なんとなく飲む量が増えた気がする」という感覚を持つ飼い主さんも多いようです。
陶器・ヘルスウォーターボウル
- においがつきにくい・衛生的
- 重みがあり安定する
- 洗いやすい
ステンレス
- 丈夫で長持ち・においがつきにくい
プラスチック
- 安価だが傷がつきやすく雑菌が繁殖しやすい。定期的な買い替えが必要
② 循環式ウォーターファウンテン
水が常に循環・流れている電動タイプです。
うちではピュアクリスタルグラッシーRを使っています。自動給餌器のそばに置いており、導線上にあるものの積極的には使ってくれていません。ペットカメラで確認すると、むぎが時々使っている様子は確認できています。
このモデルは冬場にヌルーミィを別途購入することで水を人肌程度に温めてくれるのが気に入っているポイントです。冷たい水を嫌がる猫には特に効果がありそうで、しばらく様子を見るつもりです。もし買い替えるなら手入れが楽と評判のエルフィンが候補です。
ファウンテンのメリット
- 流れる水を好む猫に効果的
- フィルターで不純物を除去
- 水が常に循環するため新鮮さが保たれやすい
デメリット
- 電気が必要・フィルター交換などのメンテナンスが必要
- 音が気になる猫もいる
- 価格が高め(2,000〜8,000円程度)
蛇口から直接飲もうとする猫・水を前足でかき混ぜてから飲む猫は流れる水が好きなタイプが多く、ファウンテンで飲水量が増えるケースがあります。
③ 高さのある台付きボウル
台の上に置くタイプで、猫が水を飲む際の首・背中への負担を軽減します。
まるには水を飲む際に前足でかき混ぜる癖があります。これは高さが足りず飲みにくいためではないかと考えています。山崎実業のペットフードボウルスタンドで高さをつけることを検討中です。体格の大きな猫や飲み方に特徴がある猫は、高さのある水飲み場に変えると改善することがあります。
水飲み器の選び方
① 猫の好みを観察する
- 蛇口や流れる水に興味を示す → ファウンテンタイプ
- 水を手でかき混ぜてから飲む → ファウンテンタイプ
- 特にこだわりなく飲む → 陶器・ステンレスのボウルで十分
② サイズは猫が飲みやすいもの
ひげが両側に当たらない程度の広さが基本です。深すぎると顔が入らず飲みにくくなります。
③ 洗いやすさ重視
毎日洗うものなので、分解して洗えるか・食洗機対応かも確認ポイントです。ファウンテンはポンプやフィルターの分解清掃が必要なため、メンテナンスの手間を事前に確認してください。
④ 複数箇所に置く
水飲み場が1箇所だと、猫が飲みたいと思ったタイミングで遠ければ飲まずに終わることがあります。複数箇所に置くことで飲む機会が増えます。
うちの水分補給の工夫
ちゅーる水・ぽんちゅーるで水分を「食べさせる」
水を直接飲ませることにこだわらず、水分量の多いものを食べさせる発想に切り替えました。
ちゅーる水は通常のちゅーると違い水分量が多く、おやつ感覚で与えられます。ぽんちゅーるはゼリー状で水分が豊富です。どちらも1本で水分補給の助けになります。
食欲がある猫には、この方法が一番手軽で効果的でした。
⏬️水分摂取したあとは猫ドリルがよく見られます
ウェットフードの割合を増やす
ドライフードの水分含有量は約10%、ウェットフードは約75〜80%です。同じカロリーでもウェットフードの方が大幅に多くの水分を摂取できます。
夏場はウェットフードの頻度を上げることで、自然と水分補給量が増えます。むぎとまるは1日2回ウェットを取り入れるようにしています。
こまめな水の取り替え
時間が経った水は飲まなくなることがあるため、1日2回以上水を新鮮なものに取り替えています。少量をこまめに換える方が飲んでくれる印象です。
水分不足のサインを知っておく
猫の脱水は気づきにくいため、日頃から観察しておくことが大切です。
脱水のサイン:
- 皮膚をつまんでゆっくり戻る(皮膚ターゴール低下)
- 尿の量が減った・色が濃い・においが強い
- 元気がない・食欲が落ちた
- 口の中が乾燥している
夏場だけでなく、冬のエアコンによる乾燥でも脱水になることがあります。年間を通じて水分摂取に気を配ることが重要です。
よくある疑問
Q. 水飲み器は毎日洗う必要がありますか?
はい、毎日洗うことをおすすめします。ぬめりや雑菌が繁殖しやすく、不潔な水は飲まなくなることがあります。食器用洗剤でしっかり洗い、すすぎ残しがないように。
Q. 複数匹いる場合、水飲み器は何個必要ですか?
猫の頭数分+1が基本です。2匹なら3箇所が理想です。多頭飼いでは一匹が独占してしまうことがあるため、複数置くことでそれぞれが飲める環境を作ります。
Q. ファウンテンの音が気になる猫はどうすればいいですか?
静音タイプを選ぶか、水流の強さを調節できるモデルを選ぶのがおすすめです。最初から全開にせず、弱い流量から慣らしていくと受け入れてもらいやすいです。
水飲み器を置く場所のポイント
トイレ・食事場所から離す
猫はトイレの近くや食器の隣に水を置かれることを嫌がります。野生の本能として、食べ物や排泄場所の近くの水は汚染されている可能性があると感じるためです。
食器から少し離れた別の場所・トイレとは別の部屋に置くのが理想です。
猫がよくいる場所に置く
飲みたいと思ったときにすぐ手の届く場所に水がある環境が大切です。猫がよく過ごすリビング・寝室・2階など、それぞれの生活圏に1つずつ置くと自然と飲む機会が増えます。
静かで落ち着ける場所
人の往来が多い場所・大きな音がする場所は猫がゆっくり水を飲めません。比較的静かで猫が落ち着いていられる場所を選ぶことで、飲んでくれる回数が増えることがあります。
夏場は涼しい場所に置くことも意識しています。水温が上がりやすい直射日光が当たる場所は避けた方が良いです。
まとめ
- 猫はもともと水を飲まない動物。意識的に工夫が必要
- 水飲み器は陶器・ステンレスが衛生的でおすすめ
- 蛇口や流れる水が好きな猫にはファウンテンタイプが有効
- 水飲み場は複数箇所に置くと飲む機会が増える
- 「水を飲ませる」より「水分を摂らせる」発想でちゅーる水・ウェットフードを活用
- 氷ウォーターボウルはうちでは飲水量が増えなかった
- こまめな水の取り替えが一番手軽で効果的
猫が水を飲まない悩みは多くの飼い主さんが経験しています。一つの方法でうまくいかなくても、猫の好みに合わせていろいろ試してみてください。むぎとまるも試行錯誤の中で今の方法が一番合っていると感じています。
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