猫がお風呂に入ってくる理由
猫がお風呂に入ってくる理由|むぎとまるの真逆な浴室行動
「お風呂に入ろうとすると猫がついてくる」——猫を飼っている方なら一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
うちのまるとむぎも、浴室のドアを開けると2匹ともやってきます。ただ、その行動がまったく正反対で面白いんです。この記事では2匹の浴室エピソードと、猫がお風呂についてくる理由を解説します。
まるの浴室行動:勢いよく突入してマーキング
まるはお風呂のドアを開けた瞬間、「ニャ!」と一声鳴いて入ってきます。呼んだわけではないのに、どこにいても気配を察知して飛んでくるレベルです。
浴室に入ったまるは、頭を何度も何度も擦り付けてきます。足・壁・脱衣所の棚——お構いなしに頭をぐりぐりと押し付けてきます。
これはマーキングではないかと思っています。
猫の頬や頭には「臭腺」と呼ばれる部位があり、ここを擦り付けることで自分のにおいをつけます(バンティングと呼ばれる行動)。お風呂に入ると体を洗うのでまるがつけたにおいが落ちてしまいます。「俺のにおいが消えた!また付け直さなきゃ!」というのがまるの言い分なのかもしれません。
浴室にいる間、まるは人の周りをぐるぐるウロウロしてなかなか落ち着きません。甘えたいのもあると思いますが、マーキングとパトロールを兼ねているような行動です。
️まるが体を擦り付けてくる様子
むぎの浴室行動:湯船の反対側で静かに眠る
むぎはまるとは対照的です。まるのようにダッシュで入ってくることはなく、静かにゆっくりと浴室に入ってきます。
むぎが向かうのは湯船の反対側——人が入浴している側の反対の壁沿いにゆっくりと腰を下ろして、そのまま目を細めてうとうとし始めます。まるのような動きはなく、ただそこに「いる」という感じです。
一緒にいたいけれど邪魔はしたくない、というむぎらしい距離感です。
シャワーへの反応が真逆すぎる
2匹の違いが最も際立つのが「シャワーをつけたとき」です。
まる:一目散に逃げる
シャワーのスイッチを入れた瞬間、まるは浴室から猛ダッシュで脱出します。ドアの隙間を抜けて廊下まで逃げていきます。さっきまでゴロゴロとマーキングしていたのに、シャワーの音が聞こえた瞬間に豹変します。
むぎ:ほとんど逃げない
むぎはシャワーをつけても基本的に逃げません。「あ、シャワーね」という感じで、同じ場所にとどまっています。むぎが怖くないのはいいことなのですが、シャワーを浴びるときにむぎにかからないよう気を使いながら入浴することになります。脱出してくれるまるのほうが実は楽だったりします。
猫がお風呂についてくる理由
なぜ猫は浴室についてくるのでしょうか。よく言われる理由を解説します。
飼い主が気になる
猫は飼い主が自分の視界から消えることを嫌がる傾向があります。ドアを閉めて一人で入っていると「何してるの?」と様子を見に来るわけです。特に甘えん坊なまるは、飼い主の行動を把握しておきたいタイプです。
温かさと湿気が心地よい
お風呂上がりの浴室は温かく、適度に湿度があります。猫は暖かい場所を好む動物なので、蒸気が漂う浴室は快適な空間に感じるようです。
バンティング(においつけ)
先ほど触れたまるの行動がこれです。飼い主に自分のにおいをつけることで「自分のもの」と確認する行動です。お風呂で体のにおいが変わることを察知して、においを戻しに来ているのかもしれません。
水への好奇心
蛇口から流れる水や、浴槽の水面を不思議そうに見る猫は多いです。流れる水への本能的な興味から浴室を好む猫もいます。
飼い主との時間を共有したい
猫も社会的な動物で、好きな相手と同じ空間にいたがります。むぎが湯船の反対側でうとうとする姿は、まさに「一緒にいたい」という気持ちの表れだと感じています。
猫がお風呂に入ってくるときの注意点
猫が浴室に来ること自体は問題ありませんが、いくつか注意点があります。
湯船には要注意
猫は泳げますが、深い湯船への落下は危険です。特に子猫や高齢猫は自力で上がれないことがあります。入浴中は目を離さないようにしましょう。
滑りやすい床
濡れた浴室の床は猫が滑りやすく、足を痛めることがあります。浴室マットを敷くなどの対策が有効です。
シャンプーや洗剤に注意
猫が誤って舐めないよう、使用後はきちんと流して残らないようにしましょう。
よくある疑問
Q. 猫を洗う必要はありますか?
基本的に猫は自分でグルーミングをするため、健康な成猫であれば頻繁なシャンプーは不要です。ただし皮膚疾患のケアや、よほど汚れた場合は必要になることがあります。むぎとまるは2年以上シャンプーなしで過ごしていますが、毛並みは綺麗です。
Q. シャワーを怖がる猫をお風呂に慣れさせるには?
無理に慣れさせる必要はありませんが、シャワーの音だけを聞かせる・蒸気だけ体験させるなど段階的に慣らすことができます。まるは慣れることなく今も逃げますが、それはまるの個性として受け入れています。
Q. 猫が浴室に来るのをやめさせたい
ドアを閉めて入ることが最もシンプルな対策です。猫は「ドアが閉まっている=入れない」とすぐに学習します。
猫がお風呂についてくることに困ったら
猫が浴室についてくること自体は問題ありませんが、困ることもあります。
シャワーにかかってしまう(むぎの場合)
逃げてくれれば楽なのですが、むぎはシャワーをつけても逃げないため、かからないよう気を使いながら入浴しています。対策としてシャワーカーテンを上手く使うか、むぎが来る前にサッとシャワーを済ませる方法が現実的です。
濡れた足で歩き回る
入浴後に猫が浴室に入ると濡れた床を歩いて家中を歩き回ることがあります。2匹が滑って転んだりしたら困るな。と最初は洗面所から出られないようにしていましたが、しばらくすると大丈夫そうなので、お風呂に飽きたら自分で部屋に戻れるようにしました。
猫を洗うことについて
うちでは半年に一回の頻度で猫をシャンプーしています。むぎとまるは短毛なので毛玉を吐くこともほとんどなく、気にならないのですが換毛期の時期を目安に洗うようにしています。短毛種であれば健康な室内猫はグルーミングで清潔を保てます。
猫をシャンプーが必要な場面:
- 皮膚疾患の治療でシャンプーが処方された
- 外出先で大きく汚れてしまった
- ノミ・ダニの処置が必要
こういった場面以外は基本的に必要ありません。無理にシャンプーするとストレスになります。定期的なブラッシングと食事管理の方が健康維持には重要です。
まとめ
- まる:ドアを開けると入ってきてバンティング全開・シャワーで即逃げ
- むぎ:静かに入ってきて湯船の反対側でうとうと・シャワーは気にしない
- 猫が浴室につくのは好奇心・暖かさ・飼い主への愛着などが理由
- 湯船への落下・滑りやすい床・洗剤への接触には注意が必要
2匹の真逆な浴室行動は、一緒にお風呂に入るたびに笑わせてもらっています。まるの執拗なバンティングとむぎの静かな佇まい——この対比がわが家らしくて好きです。
関連記事
